資産形成に関心が高まる中、堅実かつ着実に資産を増やす方法として注目されているのが「インデックス投資」です。
この記事では、投資初心者でも安心して始められるインデックス投資の魅力や、私がこの投資法を選んだ理由、実際の運用方法などを詳しくご紹介します。
※この記事では、私自身の経験をもとにインデックス投資についてお話ししていますが、すべての方にとって最適な方法とは限りません。投資にはリスクもあるため、焦らずじっくりと、自分に合ったスタイルを見つけていくことが大切です。
【この記事でわかること】
・インデックス投資の基本と始めやすさ
・アクティブファンドとの違い
・実際の投資手法とその成果
・証券口座の選び方とお得な始め方
・長期投資におけるインデックス投資の優位性
投資信託の基本をおさらい
まず、投資信託には大きく分けて2種類あります。1つは「インデックスファンド」、もう1つは「アクティブファンド」です。
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIX、米国のS&P500など、市場の代表的な指数に連動する運用を目指すファンドです。市場全体の成長を取り込みながら、低コストで運用できるのが特徴です。
一方でアクティブファンドは、プロのファンドマネージャーが独自の調査や分析に基づいて銘柄を選定し、指数を上回る成績を目指して運用されます。うまくいけば高いリターンを得られる可能性がありますが、その分手数料が高く、運用の難易度も上がります。
私がインデックス投資を選んだ理由
私は元銀行員として、さまざまな金融商品を扱ってきました。その経験から、投資信託に対しては正直あまり良い印象がありませんでした。というのも、当時の投資信託は購入時に2~3%、保有中も毎年1~2%の信託報酬がかかるなど、コストが高かったからです。
そんな中、知人から「インデックスファンドなら手数料が非常に安い」と教えてもらい、実際にS&P500に連動するインデックスファンドを調べてみたところ、購入時手数料は無料、信託報酬も年率0.1%前後と、私が知っていた高コストな投資信託とは全く別物でした。
この低コストで市場全体に投資できる点が、私がインデックス投資を始める大きなきっかけとなりました。
長期投資ではインデックスがアクティブを凌駕する
「アクティブファンドはプロが運用しているから、きっと成績も良いのでは?」と思われる方もいるかもしれません。私自身もそう考えていた時期がありました。
しかし、さまざまな調査結果を見ると、15年以上の長期運用でインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは1割程度というデータがあります。つまり、どれだけ高い手数料を払っても、その分のリターンが得られない可能性が高いということです。
また、インデックスファンドは特定の銘柄に依存せず、市場全体に分散投資されるため、個別株リスクも抑えられます。この「分散」と「低コスト」というメリットは、長期投資において非常に重要なポイントです。
証券口座はどこで開設するべき?
いざインデックス投資を始めようと思っても、「どの証券会社を選べばよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
インデックス投資を始めるなら、ネット証券が断然おすすめです。理由は以下の通りです:
- 取引手数料が安い(もしくは無料)
- つみたてNISAなど非課税制度に対応している
- スマホやパソコンで簡単に取引できる
特におすすめはSBI証券と楽天証券です。どちらもクレジットカード積立に対応しており、積立額に応じてポイントももらえます。
例えば、SBI証券では三井住友カード、楽天証券では楽天カードを利用することで、実質的な還元を得ながら投資ができます。
私は将来的に高配当株投資にも挑戦したかったため、単元未満株の取扱いが充実しているSBI証券を選びました。一方で、初心者でも直感的に使いやすい操作性を重視するなら楽天証券もおすすめです。実際、私の妻は楽天証券を利用しています(笑)
インデックス投資のメリットまとめ
インデックス投資の魅力を以下にまとめてみましょう。
- 手数料が安く、長期運用に適している
- 分散投資によりリスクを抑えられる
- 市場全体の成長に合わせて資産が増える
- 投資初心者でも始めやすい
私は2021年から、つみたてNISAを利用してS&P500連動型の投資信託に毎月積み立てをしています。これまでに約50万円を積み立て、現在の評価額は約85万円になりました。もちろん、将来の運用結果は保証されるものではありませんが、「時間を味方につけた投資」の効果を実感しています。
投資は正しい知識と準備が大切
資産形成は一朝一夕でできるものではありません。しかし、正しい知識と継続する意志があれば、誰でも資産を増やしていくことが可能です。
投資に対する不安を感じている方も、まずは少額から始めてみることをおすすめします。つみたてNISAのような制度を活用すれば、年間40万円まで非課税で投資が可能で、リスクを抑えながら長期投資に取り組むことができます。
本記事が、投資を検討するきっかけになれば幸いです。
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