こんにちは!
今回は、私が所有している高配当株のある銘柄の株価が上がっているので、その話と、私は今後どのように対応しようと思うかについて、話をしたいと思います!
なお、このブログでは個別銘柄を紹介しますが、投資は自己責任でお願いいたします。
最初は配当金目的で投資
前提として、私は基本的に、配当金目的でしか個別株は購入しておりません。
いわゆるキャピタルゲイン(値上がり益)を狙った株式投資はしないのが基本です。
今回、ものすごく値上がりしたのは芝浦電子という会社の株です。
私が購入した時期は2024年7月9日、購入したときの株価は3,145円でした。
それが、2025年4月24日現在で、5,690円まで株価が値上がりしました!約1.8倍に値上がりしましたね(笑)
ですが、私は3株くらいしか購入していなかったので、値上がり益としては約7,000円です(笑)
なんで芝浦電子はこんなに株価が上がったのか
芝浦電子の株価は最近大きく上昇しており、特に2025年4月10日から17日にかけての急騰が目立ちます。2025年4月24日現在、株価は5690円となっています。この上昇には明確な理由があります。
主な上昇要因:TOB(株式公開買付)合戦
現在、温度センサー世界シェアトップを誇る芝浦電子をめぐって、激しい買収合戦が繰り広げられています。主役は、台湾の大手電子部品メーカーヤゲオと、日本の総合精密部品メーカーミネベアミツミ。芝浦電子の高い技術力と安定した需要を背景に、両社が株式公開買い付け(TOB)を行い、価格の引き上げ競争が加熱しています。
時系列で見る TOB 価格の攻防
芝浦電子をめぐるTOB合戦は、以下のような経緯で進展しています。
- 2月 ヤゲオが1株4,300円でTOBを実施する方針を発表。買収合戦が幕を開けました。
- 4月10日 ミネベアミツミが1株4,500円で対抗TOBを発表。芝浦電子を救う「ホワイトナイト」として名乗りを上げます。
- 4月17日 ヤゲオがTOB価格を1株5,400円に引き上げ、さらに攻勢を強めます。
- 4月24日(報道) 日本経済新聞が、ミネベアミツミもさらなる価格引き上げを検討していると報道。今後の価格競争激化が予想されます。
こうした激しい攻防は、芝浦電子の企業価値の高さと、今後の成長期待を裏付けるものだと言えるでしょう。
芝浦電子の魅力 ― なぜ各社が狙うのか
芝浦電子は、「サーミスタ」と呼ばれる温度センサーにおいて世界トップシェアを誇っています。サーミスタは自動車、産業ロボット、医療機器、家電など、幅広い分野で活躍する重要な電子部品です。
特に近年、電動車(EV)や自動運転技術の普及、工場の自動化(FA)需要の拡大により、温度センサーの需要はさらに高まっています。芝浦電子はこの分野で技術的優位を持ち、安定的な収益基盤を築いてきました。
また、世界的に半導体サプライチェーンの重要性が高まる中、地政学リスクへの備えとして、重要技術を持つ企業の確保が注目されています。こうした背景から、芝浦電子の価値は従来以上に再評価されているのです。
社内・取引先の反応 ― アンケート調査から読み解く
芝浦電子は4月24日、従業員や取引先に対するアンケート調査の結果を公表しました。その結果、次のような傾向が明らかになりました。
- 従業員の約91%がミネベアミツミによる買収を支持
- 主要仕入先の約91%が日本企業による買収を希望
- 主要販売先の約84%がミネベアミツミに好意的な反応
この結果からわかるのは、芝浦電子のステークホルダーが日本企業との連携を重視している点です。芝浦電子自身も「当社の企業価値の源泉は、従業員と長年築いてきた取引先との信頼関係にある」と強調しており、外資系企業の傘下に入ることへの慎重な姿勢がうかがえます。
株価の動き ― 市場はさらなる価格競争を期待
芝浦電子の株価は、TOB合戦の影響を受けて大きく動いています。
日付 | 株価 | 主な動き |
---|---|---|
4月9日 | 4,190円 | 特に動きなし |
4月10日 | 4,700円(+12%) | ミネベアミツミTOB発表 |
4月18日 | 5,470円(+15%) | ヤゲオがTOB価格を引き上げ |
4月24日 | 5,690円 | ミネベアミツミの再上乗せ観測報道 |
現在の株価は両社の提示するTOB価格を上回る水準にあります。これは市場がさらなる価格引き上げや、買収合戦の激化を期待していることを示しています。
取締役会と買収交渉の行方
芝浦電子の取締役会は、現在ヤゲオ案には反対し、ミネベアミツミ案に賛同する立場を明確にしています。ただし、ヤゲオがTOB価格を大幅に引き上げたことを受け、「真摯な検討を続ける」とも表明しており、柔軟な対応を模索している様子がうかがえます。
また、4月23日にはヤゲオからの公開書簡に対し、「当社の判断が変わることはない」とする強い声明を発表しました。さらに、「ミネベアミツミは機械部品事業を持っており、協業可能な製品群が多いため、ヤゲオよりもシナジー効果を見込める」との見解も示しています。
まとめ 私は今後、芝浦電子の株をどうするのかについて
結論から言うと私は、芝浦電子の株を売却はしません!
基本的に配当金目的で購入したものは、「長期保有」という原則で購入しているからです。
ただ、買収が決まった後などは、もしかしたら売却する可能性もあります!
高配当株の魅力は配当金はもちろんですが、たまにこのような値上がり益があるのも楽しいですね!(もちろん逆もありますが笑)
みなさんの少しでも参考になれば嬉しいです!
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