楽天証券を利用する多くの投資家にとって、セキュリティ対策はもはや他人事ではありません。特に、著名投資家テスタ氏の口座が不正アクセス被害を受けたニュースは、投資家の間で大きな衝撃を与えました。
今回は、「楽天証券 不正アクセス対策」という観点から、現在すぐにできる具体的な防衛策をわかりやすくご紹介します。
※本記事は2025年5月19日に公開したものです。最新の情報については、必ず楽天証券のホームページを確認してください。
楽天証券:https://www.rakuten-sec.co.jp/
【この記事でわかること】
・楽天証券で実際に発生した不正アクセス事件の概要
・楽天証券が狙われる理由とサイバー攻撃の手口
・二段階認証をはじめとした楽天証券のセキュリティ体制の実情
・利用者が今すぐできる基本的な3つの対策
・楽天証券の設定画面で行える“ウルトラC”セキュリティ対策
・緊急時に口座を守るための電話対応方法
・楽天証券が公式に推奨している各種セキュリティ設定
楽天証券で起きた不正アクセス事件とは
先日、SNSでも話題となった著名投資家テスタ氏の楽天証券口座が不正アクセスされ、資産が危険にさらされるという事件が発生しました。詳細な手口は明かされていませんが、フィッシングやID・パスワードのリスト型攻撃などが疑われています。
楽天証券を利用している一般の投資家にとっても、同様のリスクは十分に考えられます。今こそ、自分の資産を守るための行動が求められています。
なぜ楽天証券が狙われたのか?巧妙化するサイバー攻撃の実態
楽天証券は利用者数の多い大手ネット証券であり、サイバー犯罪者にとっては「狙いやすい標的」となり得ます。特に、以下のような攻撃手法が近年急増しています。
- フィッシング詐欺メールや偽サイトへの誘導
- リスト型攻撃(他サイトから漏洩した情報の使い回し)
- マルウェア感染による情報の盗取
こうした攻撃は非常に巧妙で、日常的にネットを利用している方でも気づかないうちに被害に遭う危険性があります。
二段階認証が標準でない?楽天証券の落とし穴
楽天証券では、ログイン時の二段階認証が必須ではないことが指摘されています。二段階認証は、パスワードだけでは突破できない追加の認証を求めるため、不正アクセス防止に極めて有効です。
ユーザー側で設定可能な項目があるため、積極的に導入することが推奨されます。
今すぐできる!楽天証券ユーザーの自衛策3選
以下は、すぐに実践できる基本的なセキュリティ対策です。
1. アプリの最新状態を保つ
セキュリティの脆弱性が修正された最新版アプリを使うことで、既知のリスクを回避できます。
2. 登録電話番号の確認
緊急時に連絡が取れるよう、常に最新の電話番号を登録しておきましょう。
3. パスワードの強化と定期的な変更
英数字・記号を組み合わせた強固なパスワードを使用し、定期的に更新することが大切です。
知っておきたい設定で被害を最小限に
今回の証券口座乗っ取りの事件は、個人が所有する株を売却し、中国株や流動性の低い日本株などに投資されるといった手法がメインでした。
楽天証券の公式ページにはあまり記載されていないものの、以下の設定も効果的です。
- 外国株の売買を制限(使用しない方は無効化)
- 国内株の売買を制限(使用しない方は無効化)
- 特定商品の売買を制限(しばらく使わないなら制限を)
- 出金機能を停止する設定(長期間の運用目的で活用)
これらは、マイページや設定メニューから個別に変更できるものもあります。具体的な設定方法については、楽天証券のサポートページを確認するか、直接問い合わせてみることをお勧めします。セキュリティ強化の一環として活用しましょう。
緊急時の最終手段!電話で口座を一時停止する方法
もし、不審なログイン通知や取引を発見した場合は、楽天証券のカスタマーセンターにすぐ連絡しましょう。電話一本で一時的に口座をロックすることが可能です。
念のため、楽天証券の問い合わせ先は事前にメモしておくと安心です。
忘れてはいけない!楽天証券が推奨する公式の対策
楽天証券が提供している基本的なセキュリティ機能も、見落とさず設定しておくことが大切です。
- SMS認証の設定(重要な取引時の確認)
- ログイン追加認証(秘密の質問やワンタイムパス)
- 約定通知メールの設定(不審な取引をすぐ確認)
- ログイン履歴の定期チェック(知らない端末からのアクセスを把握)
これらの設定は、必ず確認しておきましょう。
実際に個別株や外国株口座を停止してみた
私ではないですが、親戚の方が投資信託しか取引してないため、個別株の取引を停止するため楽天証券のカスタマーセンターい電話して取引を停止しました。
ただ、現状、電話はだいぶ混雑しており、1時間待って切れてしまうことも何度かあったそうです。
まとめ 自分の資産は自分で守る時代へ
今回の不正アクセス事件を通じて、多くの投資家が「自分も被害に遭うかもしれない」と感じたのではないでしょうか。
楽天証券をはじめ、どの証券会社を使っていてもセキュリティ対策は利用者自身が行うべき時代です。この記事を読んで少しでも不安を感じた方は、今すぐ設定を見直してみてください。
この記事が役に立ったと感じた方は、SNSでのシェアやコメントでのご意見をお寄せいただけると嬉しいです!
※本記事は2025年5月19日に公開したものです。最新の情報については必ず楽天証券の公式ホームページをご確認ください。
コメント